ゆすはらプロ通信05

ゆすはらプロ通信05

2013年 夏季調査実施
「住まいの温湿度と健康調査」

2013年8月、「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」、夏季調査が行われました。
これは、夏の時期における住まいの環境と人々の健康にどのような関わりがあるのかを調べるもので、梼原町健康推進員を中心に、24名の皆さんが調査に協力してくださいました。
舞台は梼原町内に2ヵ所(下組・松原)ある体験型モデル住宅。
町内産の木材をふんだんに使い、太陽光発電や太陽熱空気集熱、木質ペレットストーブなどの設備が整ったモデル住宅に、一泊二日の体験宿泊をしてもらい、普段暮らす自宅との違いや、冬期調査の時との数値の違い(夏の方が血圧が低く出る傾向にある)などについて知ってもらおうという目的で行われました。

動画(調査の様子 4:23)

大切なのは自分自身の
生活や住環境への“気づき”

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説明の様子

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(左:睡眠計 右:携帯型心電計(CarPod)

今回は夏の寝苦しさと住まいの関係などについて調べるため、睡眠計や、Carpodカルポッドと呼ばれる携帯型心電計を用いて、睡眠状態についての調査を行いました。
睡眠計では、床に就いた時間から眠りに入るまでの所要時間や総睡眠時間、夜中に目が覚めた回数や時間、いびきレベルまで分かるとあって、参加された下元さんご夫妻も、普段見ることのない最新の機器に興味津々の様子でした。

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(結果 上:夫 下元廣幸さん 下:妻 美加さん)

これが、このモデル住宅に宿泊した日の下元さんご夫妻の睡眠計の結果です。
睡眠時間の合計のほか、円の切れ目が、夜中に目覚めた回数を表しています。

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(上:下元夫妻 下:伊香賀先生)

睡眠には、住まいの環境はもちろん、運動や飲酒を含めた食生活など普段の過ごし方も関係してくるということで、伊香賀教授は、町民の皆さんにとって、日常の暮らし方を見つめ直す“気づき”のきっかけにしてほしいと語っていました。

最終の調査結果は、まとまり次第、このHP上に掲載しますので、
もう少しお待ちくださいませ。

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また、一泊二日のモデル住宅での調査を終えると、それぞれのご家庭に慶應義塾大学のスタッフが出向き、温湿度計の設置と、2013年2月に行われた冬期調査の結果についての説明を行いました。

自宅の場所ごとの温湿度の推移や断熱性能についての詳細かつ客観的なデータに、下元さんご夫妻も驚きの表情を浮かべていらっしゃいました。

今回の夏季調査の結果をはじめ、今後もさまざまな情報を、調査に協力いただく梼原町の皆さんにフィードバックしながら、プロジェクトを進めていく予定です。

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(上:温湿度推移 下:断熱性能)

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