2013年 夏季調査実施
「住まいの温湿度と健康調査」
2013年8月、「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」、夏季調査が行われました。
これは、夏の時期における住まいの環境と人々の健康にどのような関わりがあるのかを調べるもので、梼原町健康推進員を中心に、24名の皆さんが調査に協力してくださいました。
舞台は梼原町内に2ヵ所(下組・松原)ある体験型モデル住宅。
町内産の木材をふんだんに使い、太陽光発電や太陽熱空気集熱、木質ペレットストーブなどの設備が整ったモデル住宅に、一泊二日の体験宿泊をしてもらい、普段暮らす自宅との違いや、冬期調査の時との数値の違い(夏の方が血圧が低く出る傾向にある)などについて知ってもらおうという目的で行われました。
睡眠には、住まいの環境はもちろん、運動や飲酒を含めた食生活など普段の過ごし方も関係してくるということで、伊香賀教授は、町民の皆さんにとって、日常の暮らし方を見つめ直す“気づき”のきっかけにしてほしいと語っていました。
最終の調査結果は、まとまり次第、このHP上に掲載しますので、
もう少しお待ちくださいませ。
また、一泊二日のモデル住宅での調査を終えると、それぞれのご家庭に慶應義塾大学のスタッフが出向き、温湿度計の設置と、2013年2月に行われた冬期調査の結果についての説明を行いました。
自宅の場所ごとの温湿度の推移や断熱性能についての詳細かつ客観的なデータに、下元さんご夫妻も驚きの表情を浮かべていらっしゃいました。
今回の夏季調査の結果をはじめ、今後もさまざまな情報を、調査に協力いただく梼原町の皆さんにフィードバックしながら、プロジェクトを進めていく予定です。