ゆすはらプロ通信03

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梼原から二泊三日の東京研修へ
他地域の健康長寿への取り組みを学ぶ

2013年5月16日〜18日の二泊三日の行程で、「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」の東京研修が行われました。
梼原町の職員や健康推進員さんら15名が、他の地域が健康で長生きするための方策としてどのような取り組みをしているのか視察し、お互いの地域の情報交換をするのが目的です。

訪れたのは、東京大学柏キャンパスと首都大学東京。梼原のプロジェクトについては、研究代表者である慶應義塾大学伊香賀俊治教授が、両地域の先進的な取り組みについてはそれぞれの研究代表者からの報告を受けました。
また、研究者だけでなく、住民同士の交流もはかられ、意義深い研修となりました。

動画(東京研修 4:01)

都市部における高齢化対策
“生きがいづくりは健康づくり”

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地域間交流会の第1回目として一行が最初に訪れたのが東京大学柏キャンパス。東京大学高齢社会総合研究機構が、JST(独立行政法人 科学技術振興機構)の平成22年度の採択事業として、「セカンドライフの就労モデル開発研究」を行っています。

舞台となっているのは、柏市にある大規模賃貸団地「豊四季台団地」。
ここは昭和39年から管理が始まりましたが、約半世紀の時を経て急速に高齢化が進み、現在は約40%と、梼原とほぼ同程度の高齢化率となっています。
そこで、高齢者を自然に外へ引き出す方法として進めているのが、ワークシェアリングをしながら無理なく楽しく働ける「生きがい就労」と呼ばれる取り組みです。
産官学が共同で「柏市豊四季台団地地域高齢社会総合研究会」を設立し、農業や保育、福祉などさまざまな分野で高齢者が働ける場所を提供しています。

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実際に働いている人たちとの意見交換会では、皆さんのいきいきと自信に満ちあふれた表情、実際に働き出してから健康になったという話を聞いて、梼原の一行も深く感心しているようでした。

都市と山間の町をつなぐ
大きな一歩

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地域間交流会の第2回目として翌日、17日に訪れたのは首都大学東京です。
都市環境学部の星旦二教授は、「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」の公衆衛生グループの代表を務めています。
星教授をはじめ研究者からの報告の後、東京都の中でも平均寿命が長く、要介護度の認定率はもっとも低い多摩市で活動している住民の方々による活動報告が行われました。

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星旦二教授

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高知県からは、高知県医監で中央東福祉保健所長の田上豊資さん、梼原病院の内田望院長、健康推進員会長の戸梶圧美さんが登壇。
最後には、会場に集まった多摩市や八王子市などの皆さんからもたくさんの質問が飛び交い、有意義な交流会となりました。

最終日には、慶應義塾大学矢上キャンパスにある伊香賀研究室も訪問し、記念撮影。
これから2年半続くプロジェクトへの大きな刺激となった視察旅行でした。
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また、2月に梼原町のモデル住宅で行われた「住宅と健康の関係調査」の結果がまとまりました。


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