ゆすはら健康長寿の里づくり推進員 8期
初瀬担当 又川 美津恵さん
私は初瀬の沢渡というところに住んでいます。
わずか7世帯の小さな集落です。
そのほとんどが独居老人なので、推進員の役目はとても重要になります。
推進員は、2期のときに初めて担当し、それ以降、数年おきに推進員になっていますので、もう合計すると15、6年にはなると思います。
なぜなら、私は74歳なのですが、地域に私より年下の人は1人しかいなくて、あとは私より年配の方ばかり。
自動的に、その方と交互に担当しているという状況です。
推進員の仕事はいろいろとやることが多く大変ですが、皆が健康になるためのことですし、皆とつながりもできるので、苦になったことは一度もありません。
ただ、初瀬は隣の家との距離が離れている地域で、訪問するのは車。
普段の移動も1人1台車がないと生活できず、どうしても運動不足になります。
伊香賀先生たちの研究で、活動量計をつけさせてもらって改めて、「自分はあまり歩いてないなあ」と実感しました。
もっと歩くように心がけないといけませんね。
自宅では夫と2人暮らし。
仕事は、町の中心部でお弁当屋さんを営んでいます。
日替わり弁当(400円)だけの小さなお弁当屋さんです。
また、地域のお年寄りに、輪番制で月に一度食事を作る活動も継続して行っています。
調理師免許もありますので、自分自身の食べることにも気をつけているつもりです。
そのおかげか、大病はなく、元気で仕事を続けることができています。
町外の人からよく「梼原はえいねえ」とうらやましがられます。
インフルエンザの予防注射も1人200円と、他の市町村と比べたら格段に安く、驚かれました。
本当に梼原は住みやすい町です。
この町で、これからも健康に気をつけて、できるだけ長く仕事を続けていきたいと思っています。